心が乾いてしまう前に、あなたへ
リンちゃんへ
あなたはどうして今ここにいるのかわかりますか?
1月12日
今日は少し遅めのランチを一緒に食べお互い自由行動
私はPCのメールチェック、YouTube鑑賞など
リンちゃんは庭でのんびり日向ぼっこ
いつもと同じ平凡な1日
リンちゃんは午後3時ごろ1回帰ってくるが私が遊んでやらないのですぐに出ていく
夕刻散歩の時間も近づき帰りが遅いので庭に迎えに行く
さっきまでいたはずなのに姿がないので通りに出る
手をたたき、口笛を吹いてもあらわれない
お向かいさんの家でも行っているのだろうか?
再び手と口笛を!
道を少し南下してみた
ゴミ集積所の横に白い毛のかたまりを発見
近づくにつれ悪寒がする
まだら模様、首輪、ネックレスと
それがリンダであることがはっきりしてきた
だが全身血だらけで元気なリンちゃんの面影がない
近づき声をかけ体をゆすってみるが耳や口から血が流れ顔も変形している
(つづく)
(事故翌日)
原因を調べるために翌朝現場を再確認することにした
道路からここまで引きずられた跡がありもとをたどる
下り線道路上に車にあたって爆発したような血痕
後輪右側ダブルのタイヤで血を引きずった跡
この状況から苦しまずに死んだことを想像出来る
(つづき)
訳も分からず抱きかかえ家に連れて帰り声かけ脈とりなどを繰り返す
死後硬直も始まり自分の無力さを知る
せめて血だらけのこの体をきれいにしてあげようと
回復をあきらめシャワー室へ
いつもはじっとしてられないリンちゃん
特に耳に水が入るのを嫌うが今回は何をしても大丈夫
何を話しかけても返事もくれない
洗い終わった体をタオルでふき取りドライヤーで乾かすがまだ耳や口から血が流れ出る
何度かタオルを変えてなるべくきれいな姿で衣装箱に入れてあげる
いつの間にか片道の長旅支度をしていたことに気付く
1月14日
お別れするのはつらいけどそろそろ落ち着ける場所に送りましょう
と、何よりも自分の気持ちを整理したかった
種子島に生まれ、種子島で育つ
ブルーオーシャン開業当時にこの世に生を受けやって来たリンちゃん
種子島の海とゲストハウスしか知らないリンちゃん
最初は面倒をかけられお荷物扱い
毎日、飯や寝起きを共にして少しづつゲストハウスになじみ人気者になる
最後の役職は営業部長で接客もかなり上手
寝起きの舌洗顔は特にうるさく毎日顔がべたべたになる
また亡くなった今、自分がリンちゃんにどれだけ救われていたかを知る
あなたはペットの領域を超え家族であり最愛のパートナーになりました
6年間の短い生涯でしたが、あなたにとってここの暮らしは幸せだったのでしょうか?
もし共に生きたこの時間を幸せだったと思ってくれれば幸いです
せめてあと4年は一緒に暮らしたかった
見通しの良い道路でなぜ?今まで訓練してきたのに?
神様が作ったあなたの時間、タイムリミットでしょうか?
納得ができませんが、どうすることもできません
長いようで短かった時間、楽しかった
本当にありがとう
安らかにお休みください
さよなら、、、、、、、
リンダ
2008年8月8日5匹の長女として生まれ、2015年1月12日夕刻事故死(6年4か月と4日)
2015年1月14日旅立ち
喪主 ブルーオーシャン 菊地
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